新品のトラックレンタカー
絶対的な広さはないが、大人2人をちゃんと乗せられるスペースがある。
インテリアは少々やりすぎかナとも思う。
タコメーターを巨大にしてドーンとドライバーの目の前に置くという演出は、このクルマを楽しく、若々しく見せようとしたのだろうが、ちょっと子供っぽい。
こいつは少しハズしている。
もっと控えめにしてもよかったのではないか。
ミニには3種類のエンジンチューンがある。
基本的にはすべて1・6で、いちばんおとなしいのはミニワンの○○馬力。
この同じエンジンを自然吸気のまま116馬力としたのがクーパー10スーパーチャージ過給で、同じエンジンから163馬力を絞り出したハイパフォーマンス版のクーパーSである。
今回テストしたのはクーパーだ。
クーパーにはCVT仕様と5速マニュアルボックス仕様があり、より安いほうをということで5速マニュアル版に乗った。
こちらはこの1・6エンジンはブンブンとけっこうやかましく、ルポのそれと比べると、ちょっとドロドロしたフィールだ。
トルクは十分で、箱棋の山坂をけっこうなペースで走ってくれる。
ハンドリングはといえば、ルポに比べて少し古いかなと思う。
ルポのほうがシャープで、しかもスタピリティが高い。
こいつは車重が1140○○ほど少々重いのも原因になっているのだろう。
それでもこのクルマを峠道で走らせるのは楽しい。
クルマを自分の意志で操っているなという気にさせてくれるからだ。
ニューミニは現代のクルマである。
マニュアル5速とCVTとどちらがいいかといえば、私なら間違いなくCVT版だ。
このCVTはシアターの○○で6つの変速比が選べるから、望みとあればマニュアルボックスのように乗ることもできる。
ならばイージードライブのできるCVTのほうが、マニュアルよりずっと重宝じゃないか。
なにもミニだからといって、痩せガマンしてマニュアルで乗ることはない。
今回乗った7台の小さなクルマはマニュアルボックスあり、オートマチックトランスミッションあり、シーケンシャルありと、さまざまだったが、私はもはやマニュアルボックス=スポーツという考え方は通用しなくなっているなアと痛感した。
もはやマニュアルだからスポーティで、オートマチックだからダメとはいえない。
現代のクルマはよくできたオートマチックトランスミッションのほうがマニュアルボックスより速いのだ。
ニューミニはクーパーでもミニワンでもどちらでもいいと思うが、買うというなら、ぜひCVTのほうをオススメする。
おそらく都会で乗られることが多いと思うから、扱いやすくてよかろう。
もし、マニュアルでも全然同じサというならそれでもいいが、マニュアルのアドヴアンスは○○万円安いという以外、何もない。
現在日本に入ってくるプジョーは206、307、ョーを大躍進させたクルマである。
今回乗ったのは5速マニュアルの206スタイルだ。
168・5万円と、現在のところ日本で買える最も安いプジョーである。
プジョーはいちばん安いのに限るというのは私の持論だ。
206にはこの他に、SWと称するワゴンやCCという自動メタルトップのオープンカー、あるいはハイパフォーマンスモデルの206RCなど、車種が多彩だが、どれも高く、それだけのお金を払って買うほどのことはないように思う。
だから私のいちばんのオススメは20こいつがなかなかスポーティで楽しいクルマなのだ。
ボディは5ドアハッチバック。
全長3835mm、全幅だ。
室内はルポやミニより広く、大人4人がそう不満なく長時間乗っていられよう。
そこ荷物も載せられるから、けっこう実用的だ。
206の魅力はそのボディスタイルだ。
このデザインは登場以来、4年にもなるというのに依然としてカッコよさが薄れていない。
このフランスデザインにお金を払う価値はある。
最小回転半径は4・9mと小さい。
むろんこの小さなボディのおかげである。
私は3年ほど前、このクルマを1年ほど所有したが、都会で乗るにはいたって取り回しよろしく、とても重宝だった。
トランスミッションが古く、けっして最新のハイテクなどがあるわけじゃない。
乗ってみるとこいつがなかなか面白い。
この1・44エンジシは1tのボディに対して○馬力だから、たいした動力性能じゃないのだが、5速マニュアルボックスを駆使して、ブンブンうるさいエンジンを目いっぱい回してやると、箱根の山道を活発に走ってくれる。
ハンドリングなど、最新のルポGTIに比べると明らかに古いナと思わせるが、それでも楽しい。
絶対的なコーナリングスピードを比べたら、ルポやニューミニには負けるが、エンジンをフルに使って自分の意志で走らせているという感覚を与えてくれるのが、このクルマのキャラクターだ。
プジョー206の場合はオートマチックトランスミッションでもマニュアルボックスでも、どちらでもいいと思う。
使う条件しだいだ。
都会で乗るというならオートマチック、だろう。
それのほうがラクに決まっている。
地方で使うというならマニュアルボックスだ。
クルマをのびのび走らせられる峠道などにめぐまれていれば、マニュアルボックスのほうがエンジンのパワーを最大限活かせるし、燃費もお得である。
プジョー206のいいところは、日本車にはないカッコいいスタイルのクルマが、比較的お安く楽しめるということだ。
私はこのクルマは女性が乗るのに向いていると思う。
マニアックな要素はなにもないが、乗っている女性をステキに見せるセンスのよさがある。
クルマの楽しさとはすぐれたエンジン、快適なミッション、心地よい乗り心地といったハード面だけではないことをプジョー206は示している。
ラテンのクルマはドイツや日本のクルマのような技術的アドヴァンスはないが、クルマのセンスがよろしい。
クルマなんてこんなもんでいいじゃないかという見切りがどこかにありながら、それでいて、そのたかがクルマを精いっぱい楽しませようとしている。
プジョーは、メーカーは古いが楽しい作りだ。
これに対してドイツや日本のクルマはあくまでモノがよくなければと、安物だろうが、高級車だろうが、徹底的に詰めてきたあげく、息苦しくさえ感じさせる。
プジョーのクルマにはそうした息苦しきから離れたところがあり、それが買いだ。
外国車と言えばM社、B社、V社と、ドイツ勢ばかりがもてはやされるいいモノ好きの日本だが、もう少しR社やこのP社など、ラテン的センスのクルマが乗られでもいいじゃないか。
シップレイアウトのオープン2シーターだ。
こいつはルポやニューミニとは異なり、まったく売れていない。
トヨタの歴史にも例を見ない不人気車で、さすがのトヨタもどうしたらよいか頭を抱えていることだろう。
そりゃそうだ。
このクルマ、乗員2人以外、鞄ひとつ載せる余地がなく、まったく実用性というものを欠いているのだから。
ドライブを楽しむためだけの、まったくのお遊びグルマなのである。
日本では趣味グルマが生息できない。
年間900万台近くもクルマを生産する固なのに街を走っているのは実用車だけだ。
いや、正確にいえば、限られた一部の金持ちだけがフエラーリのような遊びグルマを乗り回しているが、○○パーセントのごく普通の一般ドライバーはもっぱらミニヴアン、あるいはセダンなのだ。
たしかにP社やM社のSLなんかが、いっぱい走っている。
あれはただの実用車だ。
高性能、高品質、高価という看板を背負って、ステイタスシンボルとして機能しているクルマである。
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